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家づくりではその地に合った木材で建てるのが一番!

『家づくりに一番適している木はなに?』

こういうご質問も時々お受けすることがあります。
地域によって違うようです。
例えば北海道での家づくりはカラマツが一番のようにです。

現代の家造りでは価格の安い外国産材(外材)も多く使われていますが、日本の気候、風土を考えれば適しているとは言えません。

では、この宮崎県ではどうでしょう。
杉は宮崎県の主要産材でありその生産高は全国一です。
でも、生産量が多いから一番適しているかと言えば別な話でって、安価で丈夫な木ということになると、それはやっぱり『ひのき』ではないでしょうか。

日本には「ひのき」を使った建築物に、世界でも最古と言われる奈良の「法隆寺」があります。
寺社、仏閣の建築物の例を挙げるまでもなく昔から建築材に最も適しているのです。
もちろん工法にもよるのでしょうが、「ひのき」の寿命は1000年を超えるのですから驚きです。いかに日本の風土に適しているかお分かりいただけるかと思います。

日本中部から西日本で広く分布しているこの「ひのき」はこの宮崎県の気候、風土にも適している建材のひとつと言えます。

「ひのき」ってどんな木?

ひのきは・・・

ヒノキ科ヒノキ属。常緑針葉樹。

余談ながら英語ではジャパニーズサイプレスと呼ばれるそうです。

この言葉からも日本の特産種であることが分かります。

 

「ひのき」の特徴は?

なんといっても湿気に強いことや芳醇な香りはシロアリにも強いことがあげられます。
家の土台に使用するのには最適です。

以前の住宅金融公庫仕様では例えば杉材は必ず防腐・防蟻処理しなければならないのに対して、「ひのき」は防腐・防蟻処理の必要はありませんでした。
このことからも「ひのき」がいかに優れているかお分かりいただけると思います。

但し、公庫基準というのは最低限の仕様を決めていますので、念のために、防腐・防蟻処理をするにこしたことはありません。

「ひのき」のもう一つの特性

木は人の体に優しいといいましたが、とりわけ「ひのき」には人の心と体を癒す働きがあるようです。

昔から「ひのき風呂」などは特に有名です。
「ひのき」は湿気に強く腐食しにくい性質の他、その芳醇な香りがありますので、「ひのき風呂」は、その特性を上手く活かした素晴らしい癒し空間を創出していると言えます。

「ひのきに含まれる」「フィトンチッド」や「ヒノキチオール」などの「ひのき」特有の成分が体に良いことが明らかになっています。
こうした成分が人に「爽快感」を与え、血液の循環を良くしてくれる働きがあるようです。自然界からの大変有難い贈り物といえます。

この優れた「ひのき」を建築に活かさない手はありません。

アートライフホームでは家づくりで大切な主要構造材に、この「ひのき」を多く使うようにしています。

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