• 住まいのプロが見た住まいの失敗事例

0c2d7d4a1eb62b89006ba57efd5442d2_s不動産業30年建築業10年。たくさんの住宅を見てきたプロが教える住まいでの失敗事例とは?

 

 

 

1、「スイッチ、コンセントの箇所が不便!」        

まずはスイッチやコンセントですが、夜遅くに帰宅したとき家に誰も居ないときを想像してみて下さい。玄関を入ると灯りスイッチが靴をはいたままでは届かない!というお家がありますが不便だと思いません。
それからコンセントですが、大概の家では壁の下に付いていませんか?なぜか分かりますか?それはですね、あなたが何も言わないからなんです。業者が勝手に邪魔にならないだろうという位置に付けているんです。
でも、携帯電話を充電するときは不便ではないですか?
コンセントが腰の高さ、あたりにあってもいいのです。
普段からの生活でしっかり考えておきたいもので。

2、「ウォークインクローゼットが使えな~い!」      

ウォークインクローゼットやシューズクロークに憧れる人も多いですね。
でも、「このスペース開いているからウォークインクローゼットにしましょう!」と決めるのは考えものです。
実際に出来てみると、狭くてタンスが置けない!洋服掛けが置けない!シューズクロークでは靴入れの棚が片面しか取れないなど思ったほどに使えないことも。
ウォークインクローゼットやシューズクロークが欲しいなら、しっかりと用途を決めてから必要な面積を確保することが大切です。

3、台所の勝手口?本当に必要ですか?           

新居で若い奥様が勝手口からゴミ出ししながらお隣さんに、さわやかにご挨拶!微笑ましい平和な風景・・・を想像されませんか?でも、それは昔のこと。
今はゴミはしっかり室内で管理してゴミ出しルールを守るのが基本です。それにアパートに勝手口ありました?
勝手口近くにポリ容器のゴミ入れを置いておくとカラスや野良猫が狙うことも。また、生ゴミが悪臭を放って、お隣にご迷惑に・・・なんてことも。
昔は大工さんが良かれと思い勝手口が有るのが普通と薦めていましたが日本家屋の価格を高くしている原因の一つなのです。
勝手口だけで実は数十万円掛っています。
意見の分かれるところではありますからそれ以上は言いませんが一考してみて下さい。

4、「おトイレが丸見えで失敗しました!」         

図面を作成するときに意外と簡単に決めてしまって失敗したという事例ですが、特におトイレには配慮が必要です。
玄関近くにあるおトイレは急な来客時にはおトイレから出られなくなったというお話はよく聞くものです。
またリビングから丸見えのおトイレはお客様の立場からすれば出入りに気を使うものです。
友達も次からは遊びには行きたくない!なんてならないように配慮しましょう。
玄関やリビングからは見えない位置に配置したいものです。

5、「ドアの内開き、外開きを考えていませんでした!」   

これも同じように図面上でよく見落とし勝ちな箇所ですね。
狭いおトイレでの内開きドアは使い勝手が不便ですので注意しましょう。

 

どうです。ホンの一例ですが結構勉強になったでしょう?
この他にも考えておかなければいけないことは山ほどあります。
物事の一つ一つを色々な角度から眺めてみることが大切です。
なんでもご相談下さいね。